【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:『発見』に必要なもの、知識と智恵、ひらめき生む」から
2017/10/21
2017.10.17 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:『発見』に必要なもの、知識と智恵、ひらめき生む」から
直感と直観の違い
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、サイエンスの「発見」がどのように齎されるのかについて語っている。
◯「発見」のきっかけは直感と直観
和田教授によると、サイエンスの研究者が世界中で競い合っている「発見」のきっかけには、直感と直観という頭のひらめきであるという。
発見には、
- 事実の発見;例、太陽系
- 論理の発見さらに、
- 概念の発見;例、チコ・プラーエからケプラーにつながる惑星運動の概念
- 法則の発見;例、ニュートンの万有引力の法則
- 理論の発見;例、アインシュタインの一般相対性理論
に大別される。発見にへの道は、鋭い観察とじっくり考え抜くことに終始する。そこに、ひらめきを与えるアイデア、直感とそれに続く直観が決定的な役割を果たすという。ただ、無から有が生じないように、頭の中に飛び交っている知識が結びついて、組織化されでてくる。その結び付けをする能力が智恵である。さらに知識がなければ智恵は動物とかわらない。知識だけの人は知識の倉庫であり、歩く百科事典にすぎない。発見に必要なのはある程度の量の知識とそれらを結びつける智恵が必要である。
智恵が直観を拾い上げ、知識群を総合して理解となる。それが、他人が思いつかなかった形なら発見となる。つまり、発見には知識と智恵のバランスが大事ということになると、和田教授は示唆している。 🎓📓⚡️💻🌍
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