【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:メルカリ経済圏、訴求対象、段階的に拡大」から
2017/08/28
2017.8. 24 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:メルカリ経済圏、訴求対象、段階的に拡大」から
自社の成長段階に応じた販促活動が奏功
コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、メルカリを事例に自社の成長段階におうじたプロモーション活動が新市場を切り開いていくことを説明している。
○知名度の向上から集客へ緻密に展開
西川教授が取り上げたのは、フリーマーケットアプリのメルカリで、スマートフォンのカメラで商品を撮影し、商品の状態と価格を記入するだけので出品できるという手軽さが人気である。国内で5千万もダウンロードされているという。
同社の成長性の要因はアプリの使い勝手だけでなく、緻密なプロモーション活動があると、西川教授は語っている。
- 導入期(2013年7月);テストマーケティングとして、主要な顧客となる20歳から34歳までのF1層のママに絞ったネット広告を行って、サービスの改善に専念したという。
- F1層への認知度強化;ターゲット層に響くテレビCMを開始。メルカリの知名度向上、フリマアプリ、売り買い両方可能といったポイントをアピールした。ネット広告もママタレントを起用してPRイベントを開催。リアルでも地方開催のタイアップTV番組を展開した。
- 2千万ダウンロードを超えた;男性を意識して、安心取引などの具体的なメリットを強調したTV宣伝を開始。
- 3千万ダウンロードを超えた;認知度の向上を受けQRコードで簡単に匿名配送可能なメルカリ便などサービスの拡張をはかった
このような成長の段階に合わせた細かいプロモーション戦略が奏功した結果が現在のメルカリである。🏪💡📱🌍
コメント