【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 爆発の原因、物理的・化学的に二分」から
2017/03/23
2017.3.17 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 爆発の原因、物理的・化学的に二分」から
化学的な爆発には爆轟(ばくごう)と爆燃
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)が、爆発の利活用について科学的な見地から解説している。
◯爆発の進行速度で分類
爆発には、物理的な爆発と化学的な爆発があると和田教授は説明している。ボイラーの破裂、火山の噴火、真空瓶の壊滅などは物理的な爆発である、
一方、ガス爆発、粉塵爆発、火薬の爆発は化学的な爆発で、燃焼や分解などの反応で起こる。化学的爆発は、燃焼速度により爆轟と爆燃に分類されるという。この2つは、ガソリンエンジンではいつも起きている。燃焼現象で、その伝搬速度が音速を上回る場合が爆轟で、それを下回る場合が爆燃だという。
音速を超えると衝撃波が生じて、破壊を起こすが、推進効果はなくなる。爆轟を起こさずに爆燃だけを起こすものが火薬であう。衝撃波をともなわないだけに、推進効果が大きく、燃え広がる。これを推進力としたものが、爆弾やロケットの推進剤である。自動車では、爆轟でエンジンに損傷が起こる「ノッキング」を起こさないようにオクタン価でしめす燃料を調整する。🎇💡🌍
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