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2017.3.3  日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 動力は筋力、自然任せ、ワット以後一変」から

大航海時代の豪華帆船も出力は千馬力程度

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、これまでに話題にした機械論について、機械を動物に例えると筋力にあたる動力について触れている。

◯ワット以後の内燃機関の小型化、大出力化の貢献

和田教授は力を出して物を動かす、すなわち、仕事をするものを得ることは人類に大きな発展を支えたと語る。この動力は、入力のスタイルによって内部と外部に分類される。

外部から入力する機械は、入力された運動エネルギーを動きや別のエネルギーに変換する。

  • 水力発電:水の落下で高低差の重力エネルギーを運動エネルギーに変換。さらにその運動エネルギーで水車、そして発電機を回して電気エネルギーを得る。

内部に動力発生源を持つものはエンジンと呼ばれ、入力された他のエネルギーを運動エネルギーにかえる。主流は熱機関と電気モーターである。その強さは、機械動力以前から馬の仕事能力=馬力で測られた。

ワットの蒸気機関が一般化される以前は、自然の、牛馬の動力、水力と風力が使われたが、七つの海を制覇した豪華帆船でも出力は千馬力程度であった。ワット以後は、内燃機関は大出力で小型になり、大型旅客機では数十万馬力が普通で、宇宙ロケットでは、瞬間最大では一億馬力の桁になるという。✈️🚀💡pchappy01

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