【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:創業一族の乱、いつまで」から
2016/12/07
2016.12.1 日経産業新聞の記事「眼光紙背:創業一族の乱、いつまで」から
団塊世代のもたらすもの
コラムの著者は、今年多かった「創業一族の反乱」のニュースの背景について考察している。
◯経営上の「道具」も増える
親族内の内輪もめや、一族が経営陣の人事や合併・買収に反対して株主総会などで対立する現象である。コラムの著者に対して投資ファンドマネージャーが人口分布の「フタコブラクダ」で説明してくれたという。
1つ目のコブは財閥系企業の誕生を生んだ明治期、もう1つは太平洋戦争前後から朝鮮特需の頃の創業増加であるという。反乱の要因は2つ目のコブで、2、3代目への代替わりは進んだが、事業継承で苦労している点である。こうした動きは、団塊の世代が後期高齢者となる2025年ごろまで続くという。
また、企業の生存率も統計によると3代目になると極めて低いという。3代目がつぶす、という言い方はあながち外れていないという。
最近の手法は、社長を大手から迎え、さらに投資ファンドに出資も仰いでガバナンスを近代化することだという。日本でもプロ経営者や投資ファンドなど経営上の「道具」も多様になってきたという。このあたりで先進事例が出てきそうだ。
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