【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:パスタボックス、レンジ2分、仏学生ら舌鼓」から
2016/12/08
2016.12.5 日経産業新聞の記事「拡大鏡:パスタボックス、レンジ2分、仏学生ら舌鼓」から
アクションの伴うネーミング
コラムの筆者 竹原 あき子氏(工業デザイナー)は、日本製と思いがちな3分待つカップ麺でフランスではパスタボックスという現地への工夫のある商品を紹介している。
○パッケージも上部が4角で紙のボックスには底がついていない
フランスでも2009年からパスタボックスという名前の商品が学生とビジネスピープルに人気上昇中だという。メーカーはSodebo社で、これまでのパスタをすのまま使ったものではなく、2分で食感がよくなる半生のパスタを開発したものである。経営者がイタリア人のパスタ職人の親父の味とかみごたえをインスタント食品で再現するために、祖母が作ってくれたクスクスの蒸しかたをヒントに調理教室の研修生と共同開発した。生クリームソースの水分による蒸気がカップ内に循環して蒸すとうった仕掛けである。
パッケージは上部が四角で、紙ボックスで底がない。内側に同じ形の底のついたプラスティック容器が入っている。蓋ととると先端がスプーンの部品とフォークの部品が出てきて、この2つを組み合わせると両端がフォークとスプーンの道具ができる。スプーンは生クリームをすくうためで、食べる🍝をボックスのままレンジに入れ、2分で調理完了。
プラスチックの容器と紙箱が離れてリサイクルボックスに手軽に捨てられるのもよく配慮されている。🍝
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