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2016.11.1  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:頭を柔らかく、少しのことで世の中変わる」から

厳しい世の中で生き抜く知恵

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、飛行機やカップヌードルを事例に、発想の転換が勝機を生むことについて触れている

◯頭の固い惰性思考からの脱却

和田教授は、1903年のライト兄弟が初飛行に成功した飛行機の歴史を紐解くことから始めている。

飛行機は当初木製で、やがて軽くて強いアルミニウムやもっと軽量な合金ジュラルミンで作られるようになった。全金属製はドイツのユンカーズであるが、鋼鉄製で重く実用には至らなかった。日本も戦前の日本軍爆撃機に、どこまでも金属化することをおこない、几帳面だが融通が利かない惰性思考に陥った。

一方、英国人の発想は柔軟で現実的であった。エンジンやプロペラなどを除いて、木製で通した。日本では時代遅れと揶揄されそうだが、不見識だと和田教授は指摘している。木製のものを正確に製作する家具などの技術が利用でき、大量に生産でき、さらにレーダーに察知されにくいという利点もあった。また、表面を滑らかにできたので空気抵抗も金属製のものよりも優れていた。

カップヌードルも安藤百福氏が瞬間油熱乾燥法として特許を取得し、発明した。それが米国で受けたのは、発想の転換だという。

パンやハンバーガーなどには馴染みはあるが、麺には馴染みがない米国人に対して、当時の安藤氏は発想を転換した。麺ではなく、「具たくさんのインスタントスープ」として売り出した。スープなら米国人にとってもポピュラーで、これがヒットにつながった。

多くは、少しの発想の転換で進められるものばかりである。頭を柔らかくして進めたいものである。pchappy01

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