【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: 渋谷駅、構造複雑、若者層へ偏り」から
2016/11/05
2016.11.1 日経産業新聞の記事「風向計: 渋谷駅、構造複雑、若者層へ偏り」から
都内上位の駅の中で渋谷だけが乗車人員が減少
コラムの著者 山本 直人氏(コンサルタント・青山学院大学兼任講師)は、東京・渋谷駅周辺の人の流れが変わってきていること街作りについて触れている。
◯直通運転の影響の他に周辺の再開発地区で塞き止め現象
山本氏がJRの各駅の乗車人員を調べてみると、上位の駅の中で渋谷だけが減少しているという。最大の理由は、東横線と副都心線の直通運転にあるが、乗り換えの減少には別の要因もあるという。
どうも街が若者層への偏りにあると山本氏は指摘している。かつて「若者の街」と呼ばれた渋谷だが、その一方で私鉄のターミナルでもあり、人気の住宅街へとつながっている。しかし、渋谷周辺は、再開発の工事の最中で、再開発が先に進んだ二子玉川や武蔵小杉で人の流れが塞き止められているという。買い物もわざわざ渋谷までくることは少ない。
駅の構造も複雑で、動線はかなり良くない。子育て世代のベビーカーやシニアの歩行には厳しい。先日のハロウィーンの喧噪も渋谷が「騒がしい街」というイメージになりつつある。
ユニークな街を目指すのも良いが、ビジネスパーソンやファミリー層などが訪れたくなる街に帰るべきではないだろうか
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