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2016.11.7   日経産業新聞の記事「拡大鏡:武田レッグウェアー、足と一体、スポーツ用靴下」から

厳しい状況での靴下の役割を追求

コラムの筆者 栗坂 秀夫氏(パシフィックデザインアソシエーツ代表)は、運動をする上で動力源となる足と靴の間に挟まっている靴下がその人の持っている力をそいでいることを発見し改善をおこなっている武田レッグウェアー(埼玉・富士見市)の製品化について語っている。

○「靴下は足になるべきである」

これは同社の商品哲学であるという。同社は各種の靴下を生産しているが、特にスポーツに力を入れ、1997年には足袋のような分かれており、左右別の立体設計靴下を開発した。スポーツ用靴下については大手のOEMが主体であったが、2004年にはRxLブランドの自社商品を発売している。

その後同社の開発研究で、運動をする上で動力源となる足と靴の間に挟まっている靴下がその人の持っている力をそいでいることを発見し、上述の商品哲学を押し通した。親指と他の指の部分が分かれていることで、それぞれの指の力が発揮でき、安全性も増すという。

野球の松井秀喜選手や重量挙げの三宅宏実選手を多くの選手が同社製の靴下を履いて活躍している。地道な研究開発が新商品の牽引力になった事例である。pchappy01

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