【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:倒産王か再建王か」から
2016/11/22
2016.11.17 日経産業新聞の記事「眼光紙背:倒産王か再建王か」から
それは次期大統領の商務長官候補
コラムの著者は、米次期大統領ドナルド・トランプ氏の商務長官候補にかつて倒産王とよばれ、その後再建王の異名をもつウィルバー・ロス氏について触れている。
◯1990年ハゲタカ投資家として日本に登場
ロス氏はかつて、石油メジャーのテキサコやコンチネンタル航空など大型倒産を仕切っていた。当時の投資銀行ロスチャイルドの幹部だった。このとき、倒産によって失業者が出ることを恐れるより、倒産によって業界全体の過剰設備が解消されれば設備稼働率が上がり、新規に雇用ができるという持論があった。
トランプ次期大統領が1990年、ニュージャージー州のカジノへの過剰投資で倒産の瀬戸際に立たされたとき、債権者代表として対峙したのがロス氏であった。このときは「倒産を恐れない」という持論は出さず、トランプのブランド価値を認め、債権見直しを行い、トランプ氏を救った。
また、日本でも、旧幸福銀行や旧東京相和銀行などの破綻案件を手がけたロス氏は、今度は再建王という異名をもつようになった。
米新政権にとって、ロス氏は米経済の劇薬的な効果をもたらすかもしれない。
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