【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:修理のお作法」から
2016/11/01
2016.10.27 日経産業新聞の記事「眼光紙背:修理のお作法」から
メーカーにとって、保守/修理/メンテナンスは単なるコストではない
コラムの著者は、他山の石として韓国の液晶テレビが世界市場を席巻していた頃の故障対応の話を出し、改良と進歩の引き金について語っている。
◯修理品の取り替えだけではノウハウ/フィードバックは得られない
一頃、絶好調であった韓国メーカーは、顧客からの故障の電話があると、故障品を引き取ってあっさりと上級モデルを置いて帰ったという。確かに、修理のためのエンジニアを教育し、派遣し、仕組みを立ち上げるコストを考えれば、製品知識が無くても交換の方が安い。
しかし、故障原因の調査や設計時の不具合などの根本要因に対する取り組みをしないことは結果的に技術力を落とし、改良と進歩が遅れ競争に破れることになる。
メーカーにとって修理のプロセスは、コスト削減の単純な対象ではなく、新製品を生むきっかけやニーズを汲み取る期会である。
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