【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:『完全AI』巡る賛否の渦」から
2016/10/22
2016.10.18 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『完全AI』巡る賛否の渦」から
シンギュラリティ(特異点)を超えるか超えないかの2派
出版業界をはじめICT、広くは産業界全体でブームとなっているAIであるが、コラムの著者は、2045年前後に人間の知性や脳の処理能力をAIによって凌駕するコンピューターが生まれる「シンギュラリティ(特異点)」を信じるか信じないかで2派にわかれていることを示唆している。
◯世代の差で過去2回のブームを想起
シンギュラリティの議論ではなく、コンピューターの進化は事実としてあり得る。しかし、AIブームが現在をいれて3回あった中で、否定派は、1980年代の第2回ブームの中心にあった「第5世代コンピューター」開発で挫折を味わった研究者が多いという説もある。
さらに否定は研究者の話には、納得のいく事例もあるという。事例として、地球の環境変化で示すと、
「東京は年々温暖化しており、過去の気象データをいくら集めても確度の高い予測はできない」
というものである。最近のAI開発はビッグデータの解析が基礎にあり、過去のデータに引っ張られて、コンピューターが間違い続けるというもの。
だが、肯定派は、このような壁を越えて、人間を超えるAIが生まれるのだと主張する。まだまだ軍配があがるには早すぎるようだ。
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