【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:8K、精細度以外の性能向上を」から
2016/09/01
2016.8.29 日経産業新聞の記事「拡大鏡:8K、精細度以外の性能向上を」から
映っている細部が自然と浮き上がる感覚
コラムの筆者 山之内 正氏(AV評論家)は、リオ五輪の開幕直前8月1日にNHKがスーパーハイビジョン(4K・8K)試験放送を開始したことに対して、高い精細度にはなったがまだまだ受像機に改善が必要と語っている。
○撮影方法や映像表現も変わる可能性がある
まだ家庭では受信できないが、NHKの放送局で実際の映像をみることができるという。リオ五輪の映像もパブリックビューイング会場で鑑賞できた。2018年の実用放送に向けてステップアップしたという。
全景を捉えた映像でも、高精細であるため、一部分に注目すると、細部が浮かび上がってくるように見えるという。この感覚は従来のテレビ受信機では体験できない。さらに、撮影する側も必要以上に被写体に近づいたり、ズーミングする必要もなくなるので、新しい撮影方法や映像表現も生まれる可能性があるという。
ただ、惜しいのは、精細度は上がったが、色のコントラストや輝度、階調度はまだ現行機の性能で、明るい目の視覚環境では、これまでのテレビとの差異は大きくないという。これらのコントラストなどの精細度以外の性能向上を図る必要があるととそれを実感できるコンテンツが必要であると、山之内氏は示唆している。
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