【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:UPQ『1年たっても生きてます』」から
2016/09/07
2016.9.1 日経産業新聞の記事「眼光紙背:UPQ『1年たっても生きてます』」から
ものづくりスタートアップベンチャーの奮闘
コラムの著者は、カシオ計算機出身でものづくりスタートアップベンチャーのUPQ(アップ・キュー)が製品発売から1年たって、変わってきた消費者の潮流について語っている。
◯中澤優子社長、「1年たっても生きています」
はじめに24だった製品数は今や59となり、社長の中澤優子氏は、製品発売から1年に「1年たっても生きています」と語ったという。初期はすごいスピードで商品化するファスト家電メーカーとして注目され、女性起業家であることも相まって、その活躍に目がいったが、「どうせ消える」と冷淡な声を浴びせる人もいたという。
大型量販店にも商品が並ぶようになり、「かけた経費を相殺できる売り上げはたっている」という。確かにスマートフォンの製品化では技術基準適合認定(技適)で回収の失敗もあったが、生産委託をする中国との間をハードなスケジュールでこなし、少しずつ協力者の輪を広げてきた。
デジタル化の進展の進展で高性能の部品が手に入りやすくなり、クラウドファンディングなどの資金支援サービスも拡充されてきた。こうした中で個性的なメーカーが生まれてきてもおかしくなく、消費者も、そうした作り手の個性や熱意を含めて価値とみる人も増えてきているという。新しい潮流と読むこともできる。
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