【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:エコ弁プロジェクト、丸の内、容器回収手軽に」から
2016/07/04
2016.6.30 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:エコ弁プロジェクト、丸の内、容器回収手軽に」から
エコは環境配慮の意識と共に日常生活で取り組みやすい仕組みにも注目
コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、三菱地所が丸の内で進めている弁当の容器のリサイクルについて触れ、エコロジーの要点について語っている。
○実証実験後に本格実施
5月30日に三菱地所が丸の内エリア(大手町、丸の内、有楽町)で販売されている弁当にリサイクル容器を利用し、回収・リサイクルを行う「丸の内エコ弁プロジェクト」を本格的に始めた。昨年10月から11月に行った実証実験で、容器回収率20.8%と良好であったためである。
デベロッパーとして複数の店舗と連携し、地域一体で弁当容器のリサイクル活動を推進する取り組みは日本初だという。
丸の内は日本有数のオフィス街。昼間23万人が働き、年間約260万個の弁当が販売されていると同社の調査で分かった。しかし、リサイクル率は低かった。そこで;
- 手軽に実行;多忙な就業者の手間を考え、表面にフィルムだけをはった容器を使用。食後にフィルムを剥がし、フィルムと蓋は廃棄ボックス。容器は回収ボックスに返却。
- 回収ボックスの数と設置場所;食べる場所と回収する場所が近いことを配慮。そこで同社のデベロッパーとしての役割を使って複数のビルの各階に共通の回収ボックスを設置出来た。
このような方策によって就業者の環境配慮意識の高さを支え、さらに日常生活に取り組みやすい仕組みをつくりつつある。丸の内エリアでエコ弁が当たり前となることを目指しているという。
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