【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:進化する『没入』」から
2016/07/07
2016.7.4 日経産業新聞の記事「眼光紙背:進化する『没入』」から
電話、ケイタイ、ゲーム機、そしてHMD
コラムの著者は、東京・秋葉原の「ヨドバシカメラ」のそばにある「広場」の様子をみて今後のデジタル・コミュニケーションについて語っている。
○宇多田ヒカルさんの"Automatic"の歌詞に注釈が必要な時代
さて。この「広場」に集まる若者は、一心不乱で携帯ゲーム機の画面をみて指先を無言で動かし、会話もないという。「すれちがい通信」と呼ばれるゲーム内のアイテム交換や簡単なメッセージのやり取りをしている、ゲーム仲間との「社交の場」だという。
このように若者の遊びや出会いの形を変えてきたのはコミュニケーションに関わる技術の進歩であるという。
さらに最近、1998年にヒットした「Automatic」(宇多田ヒカルさん)の楽曲に、注釈が必要ではないかと、ネットで盛り上がったという。
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7回目のベルで受話器を取った君、名前を言わなくても声で…
の歌詞で登場する「ベル」や「受話器」という単語がいまの10代から20代には通じないという。20年近く経ったいま、LINEに慣れたネット世代にはわからない。
さらに進化は進み、ヘッドマウントディスプレー(HMD)をつけてゲームに興じる世代が増えれば、仮想の遊び場が生まれることになる。もう、そこには「すれちがいの広場」は不要かもしれない。
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