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2016.7.7  日経産業新聞の記事「眼光紙背:ブランド新生のリスク」から

東芝の白物家電ブランド

コラムの著者は、中国の美的集団に白物家電部門を売却した東芝のブランドについて辛口で語っている。

○5年後白物家電売り場の勢力分布は?

夏のボーナス商戦の始まる矢先、東芝の白物家電ブランドは美的集団に移った。売り場では製品もサービスも以前と変わらないという。淡々と答えられたが、この先もそうだろうか。そうあって欲しいという気分があるが新生のブランドに戸惑う人もあるだろう。

ブランドは、購買行動の決め手の1つである。

  • 企業の理念と歴史
  • 生産から販売に渡るストーリー

の裏打ちがあって、ブランドは現実味を帯びるという。

  • 購入者が経験する信頼や愛着
  • 所有していりことの優越感

などの要素が上乗せされブランドの価値は高まる。ある意味でメーカーと消費者が協働して築くものである。ところが、メーカー側の事業主体や資本構成の変更はこの協働作業をリセットする原因にもなりかねない。ブランドは単なる識別記号ではないという。ブランド新生にはこのようなリスクが伴うとコラムの著者はやや辛口で語っている。5年後の白物家電の売り場の勢力分布はどう変わるであろうか。camerahappy01

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