【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:女子のチカラ、強さの核心見つめる時」から
2016/05/19
2016.5.12 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:女子のチカラ、強さの核心見つめる時」から
永遠の少女のまま自立する「大人女子」の増加
コラムの著者 三浦 俊彦教授(中央大学商学部)は、米沢泉(甲南女子大学准教授)著の「女子のチカラ」(勁草書房)について触れ、最近の女性の生き方について語っている。
○外見についても自分らしさ
三浦教授は、昨年出版された米沢泉(甲南女子大学准教授)著の「女子のチカラ」(勁草書房)を参考にその女子パワーの核心について考察している。
キーワードは、「きれいになれば、強くなれる」であるという。ヘルタースケルター(岡崎京子著)を映画化した中で出てくるセリフでと同著では示唆する。コスメと美に関する章では、「化粧した顔が本当の私」という身体的感覚が徐々に定着してきた流れを追っている。1990年代のコスメ時代が到来し、外見至上主義社会となり、茶髪、ガングロ、目力、プチ整形が流行した。2000年代に入ると、カメラ付き携帯やSNSに自撮りして女性が自己をプロデュースするようになる。ポスト「コスメ時代」が到来した。
恋愛よりも大事な自分があること、ファッションで自分を強く変えていくことを主張しだした。40代になっても、ドキドキする心を持ち、チョコレートをもったまま、ミニスカートをはいたまま、永遠の少女のまま自立する「大人女子」が増えるという。
男女雇用機会均等法施行から30年。男性にとってビジネスパートナーとしての「女子」の核心を真剣に見つめる時が来ていると、三浦教授は示唆している。
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