【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:三文字熟語の妙、本質理解の第一歩に」から
2016/03/10
2016.3.4 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:三文字熟語の妙、本質理解の第一歩に」から
三文字だけでなく三単語でも
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、表意文字の漢字に問題の本質を簡単明瞭に言い表すことからその応用も示している。
◯意外に多い三文字熟語による要素分解
日本語での漢字の位置付けは非常に有意だという。以下その事例;
-
天地人:我々の宇宙観の基本的要素を一言で表している
-
雪月花:文学における四季を言い当てたもの
-
知情意:人のこころを描き出す
-
真善美:理想とする価値観の世界
-
運鈍根:ビジネスでの成功の要素
-
心技体:スポーツの成功要素
-
仏法僧:仏教の基本的要素
と限りなくあると言う。
さらに、身近な「上中下」も幾何的な位置付けだけでなく、位、級、等をつけて、例えば上位、中位、下位といった政治・経済や教育、スポーツなどに多用されている。
これら3つを三角形の超手に置くと、その各辺が示す相互作用が深遠で複雑なことも表すという。さらに三文字熟語だけでなく、3つの単語でも良い。例えば、ヒト・モノ・カネといえば、経営資源を示し、物質・エネルギー・情報といえば、森羅万象を3つの単語で表したことになる。会議などで議論が空転した時、3文字または3単語まで落として考えてみるのも良いという。
コメント