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2016.3. 22  日経産業新聞の記事「デザインNOW:小さくコードレス、収まりよく」から

省エネ、シンプルな機能、手軽な照明の出現

コ ラムの著者 柏木 博氏(デザイン評論家)は、パナソニックが2015年6月に発売した照明器具「球(たま)ランタン」のデザイン性について触れている。

○LEDで実現した自由さ

これまでの白熱電球に変わって発光ダイオード(LED)となり、室内灯ばかりか「あかり」のデザインが随分自由になったという。消費電力が少なく、高熱にならないために置き場所や大きさにも制約が減ったという。

例えば、同社の球ランタンは、高齢者にも優しい。高齢になると目の機能が低下し、クローゼットの中の衣服が判別できない、就寝時の枕元にあかりがほしくなる。さらに、コードレスでつかえるあかりなら、足元やクローゼットの中まで配線をしなくて済む。このような特徴と、省エネで非常灯や防災用品としても使え、価格も実売価格1500円とリーズナブルである。

全体のフォルムは台形の台座に電球を載せたようなシンプルなもので、スイッチは球のあためにあり、そこを押すと明るさと電源のオンオフができる。さらに、台座から取り外せて、球ランタンを手持ちもでき、紐をつければペンダント型の照明として両手がつかえる。

これはどシンプルで様々の用途をもった照明はこれまでになかったことが不思議だ、と柏木氏がつぶやくほどだ。happy01

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