【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:潤滑の効用、機械や社会の死命制す」から
2016/02/11
2016.2.5 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:潤滑の効用、機械や社会の死命制す」から
摩擦を消す工夫、潤滑
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、潤滑について触れ、機械のみならず人間社会にも重要な役割を担っていることを言及している。
◯「機械の死命を制するものは潤滑だ」
これは和田教授が工学部の友人から聞いた言葉だという。機械は部品同士が、ガタつかないように組み上がられているが、高級な機械ほど精密に加工されるから、部品間の刷り合いは増加する。エネルギーの損失につながるばかりか、摩耗が増え、焼き付けなどを起こせば機械の寿命は終わってしまう。この元凶である摩擦を消すのが潤滑である。
潤滑は、アナロジーとして推論や発展思考で、機械という組織体を生命や人間社会のシステムも同様に考えると、良き示唆が生まれる。人間社会でいえば、潤滑油ならぬ潤滑人間が重要で、歴史的にも坂本龍馬のように、犬猿の仲であった薩長同盟を結実させたように求められる人材だ。
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