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2015.7.7   日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:広告、課題解決助ける存在に」から

世界最大級広告イベントでは、広告を社会問題の解決のレベルで評価

コラムの著者 広田 周作氏(電通コミュニケーション・プランナー)は、フランス・カンヌで6月下旬開催された『カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル』で広告の枠の広がりと社会問題の解決にどうインパクトを与えたかなどで評価されることを語っている。

○世界最高のクリエーティブ作品とは

世界中の広告会社から過去最高の3万7千ものエントリーでフィルム、モバイルなど様々な部門での作品を審査する『カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル』。広田氏はこれに参加して、広告表現だけにとらわれないアイデアが評価されている点を示唆している。中でも、社会課題の解決にどの程度インパクトを与えたかなども重要な審査要件だそうだ。

  • 米ALS(筋萎縮性側索硬化症の研究支援団体);バケツに入った氷水を頭からかぶり、寄付を行う。フェイスブックで有名になった「アイスバスケットチャレンジ」
  • 生理用品ブランド;社会が規定する「女の子らしさ」からの解放を啓発する「#LikeAGirl」キャンペーン
  • 生理用品ブランド;グラス・ライオンズ−性差別や偏見を打ち破るクリエイティブという部門が今年から新設。受賞の内容は、生理中の女性がピクルスの入った壺を触ってはいけないというインドのタブーにチャレンジしたもの

メディア上の表現も抜群であるが、社会課題の解決にインパクトをどれほど与えたかも評価基準になっている点も目新しく広告の存在意義につながると広田氏は語っている。tvhappy01

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