【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『元素変換』にみる企業の懐」から
2015/05/07
2015. 4.27 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『元素変換』にみる企業の懐」から
企業内の基礎研究は風前の灯
コラムの著者は、三菱重工業で20年以上も元素変換を研究していた研究所幹部が東北大学に移ったことから、その後の同社の研究体制はどうなのかを気にしている。
○元素変換とは
少ないエネルギーで元素の種類を変えるもので、同社は、原発メーカーの1つとして、放射性セシウムや同ストロンチウムを無害な非放射性元素に変換する処理の道を開くものだという。
同社と東北大学はこの共同研究が国家プロジェクトに採択されたばかりで、問題はないというが、トップの研究者が抜けた後の研究体制はどうなのか。同社も組織改革に着手しており、元素変換も聖域ではないという。社内でも認知度が低く、規模も小さい。息の長い基礎研究は同社の懐の大きさでここまで維持できたが、これから先は未知数だという。
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