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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「探査計:コカ・コーラライフ、植物由来甘味料で自然志向」から

2015.3.30 日経産業新聞の記事「探査計:コカ・コーラライフ、植物由来甘味料で自然志向」から

自然志向で好調なスタート

コ ラムの著者 小林 仁氏(食品マーケティング研究所所長)は、コカ・コーラグループが3月9日に発売した『コカ・コーラ ライフ』のマーケティングについて触れていいる。

○ターゲットは多忙でありながら自然重視で健康志向な生活者

先ず、飲料の内容は、砂糖に加えてステビアなどの葉から抽出したカロリーゼロの甘味料を採用し、45キロカロリーから19キロカロリーとした。新たに採用した緑色のボトルも森林や自然の緑をイメージさせる緑色のラベルとした。「コカ・コーラ ライフ」のネーミングは、多忙でありながら自然重視で健康志向な生活者に、コカ・コーラを楽しんでもらいたいという願いを込めたものだという。

コーラ飲料が並ぶ店頭ではひときわ目立つ緑色のラベルはブランドアイデンティティーを表し、「コカ・コーラ ゼロ」以来8年ぶりの新商品の導入とあって流通業界の期待も大きいという。同社の今後のマーケティングに注目したい。cloverhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:有料会員制オンラインサロン」から

2015.3.27    日経産業新聞の記事「流行を読む:有料会員制オンラインサロン」から

価値観の共有で参加者が支持

コラムの著者 面川 真喜子氏(マーケットプランナー)は、Synapse(シナプス)というオンラインサロン・プラットフォームを用いたサービスが、岡田武史氏(サッカー日本代表元監督)や堀江貴文氏(起業家)が主宰するサロンで話題になっていることを語っている。

○使い方はPC通信時代のCUG(クローズド・ユーザー・グループ)

サロンの会員になれば、オンライン上の討論に参加でき、さらに、オンラインでの勉強会にも参加できる。ネット炎上の失敗談を聞いて、クローズドで運営することで、興味関心、価値観が合う仲間と安心して交流できるという。広告収入はニッチな情報なので大きくは望めない。そこで、有料サロンのビジネスモデルを採用し、著名人のサロンは月額1万800円で岡田氏は100人、堀江氏は600人を集めているという。月額1000円〜5000円の料金が多く、会員数は平均すると1サロンあたり数十人ほどとのことである。

同社は、サロン開設は無料だが、プラットフォーム利用料として、サロンの売り上げの決済手数料を除いた20%を受け取る。残りをサロンの主催者に支払う仕組みである。

今後、サービスをサロンのイベント開催の支援、決済、電子書籍の販売、クラウドファンディングなどに拡張するという。同じような価値観の顧客を取り込み、安定した収益をえるビジネスモデルといえそうだ。happy01