【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人間に過ちはつきもの、原則忘れず事故防止を」から
2015/04/25
2015.4.21 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人間に過ちはつきもの、原則忘れず事故防止を」から
フェイルセーフの前提
コラムの著者 中村 雅美氏(科学・技術ジャーナリスト)は、広島空港の韓国アシアナ航空機事故、JR東日本の山手線線路脇の架線柱倒壊事件など死者は出ていないが大事故につながりかねない事態に、ヒュマンエラーという前提が忘れられているのではないかと指摘している。
○FAAによれば航空機事故の7から8割はヒューマンエラー
なぜ、このところの事故のようにその要因にヒューマンエラーがあり、繰り返されるのか。安全重視よりも利益優先による風潮もあるが、「人間は過ちを犯す生物だ」という前提を忘れているのではないかと、中村氏は指摘している。さらに、機械に頼りきり、それを技術が助長しているのではないかと。
電車に乗ると、多くの若者だけでなく多くの乗客がスマートフォンを一所懸命になっている姿がある。電車内だけでなく、自転車に乗りながらスマホをみたり、歩きながら前向きで画面に見入っている。このような状態で不測の事態が起こった場合、とっさに対応できるだろうか?
これから無人自動車など人間が操作しない技術が多く発達することで、いったん事故が起こったらどうなるかという想像力が働かないのではないかという。
技術だけで事故はゼロにできない。フェイルセーフが前提で対策をとることであろう。
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