【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:戦後開花の技術、検証を」から
2015/04/26
2015. 4.20 日経産業新聞の記事「眼光紙背:戦後開花の技術、検証を」から
先人の危機感
今年は戦後70年で、高度経済成長をリードした今は亡き先人はたちの多くは、戦前から技術やアイデアを磨き、戦後になって開花させた。コラムの著者は、当時ベンチャーであったソニーやホンダのような会社が明確にそれっきり出現しなくなったのは人材育成に問題ありと説いている。
○新幹線、超高層ビル、鉄鋼、自動車、家電
これら高度経済成長の商品は、その後世界に羽ばたき、「速く」も「高く」も、「小さく」も「軽く」も限界に達した。その障害は石油危機、円高、バブル崩壊だけでなく、人材の問題もあるという。ソニーやホンダのような会社が、それ以後、出現しなくなったのは戦後の技術開発や人材育成が停滞したのではないかというのが、コラムの著者の視点である。
その証拠に1960年代に中央研究所の開設ラッシュがあったという。当時の企業幹部は、戦前の蓄積が枯渇して慌てたのではないかと、コラムの著者は推察している。技術や起業家がなぜ戦前に多数存在したかを細かく検証してみる余地はあるのではないか。
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