【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:安全教育、危険予知・回避、科学の目で」から
2015/03/12
2015.3.10 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:安全教育、危険予知・回避、科学の目で」から
科学技術の教育の一環が安全教育
コラムの著者 和田昭允氏(東京大学名誉教授)は、安全教育は科学技術の教育があってこそできるものであることを論理的に説いている。
○安全教育の2つのステップ
和田教授によると、安全教育には2つのステップがあるという;
<ステップ1:危険の予知>
先読み能力の訓練はサイエンスと同等である。
<ステップ2:想定される危険の回避>
危険から逃れるにはサイエンスに加えてエンジニアリングの具体的知識・知恵が必要である
これらの2つのステップはまさに科学技術教育そのものであり、安全教育はその一環であるといえる。
○危険な結果をもたらす原因を見出し排除する
具体例として和田教授は幾つかを挙げている;
- 事例としての原因:力
- 力のありか、所在を常に意識し、危険を考える
- 例えば、爆発方向(噴気先、銃口など)に立たない。回転体の回転方向にはいないこと
- 力学的な力以外にも電気、熱、酸・アルカリ、毒物もありえる。物事の性質を理解した上で安全を考えねばならない
日常生活にあるこれらの物理的、化学的な要因は起こったら大事故につながる危険をはらんでいる。
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