【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:企業間競争、ルール変える者が勝つ」から
2015/03/29
2015.3.26 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:企業間競争、ルール変える者が勝つ」から
ルール変革者が勝つ図式は昔から存在
コラムの著者 三浦俊彦教授(中央大学商学部)は、企業間の競争原理に業界のルールを打破することで勝つ戦略があることを語っている。
○企業のマーケティング戦略にも存在
三浦教授があげているのが、食器洗い洗剤市場でのマーケティング戦略の動きにあるという。
- 1960年代:花王とライオンが2強の競争ルールは「手にやさしい」であった
- 1995年:P&Gが「洗浄力」を前面に押し出した「ジョイ」を発売。油落ち効果を示すテレビ広告が大ヒットした
- 1998年:P&Gは洗浄力+除菌でシェアトップにでる
- 2001年:花王はジェル状になって流出量を抑え洗浄力が持続する商品でシェアを奪還。
- 2004年:花王は洗うことの楽しさを強調した「キュキュット」を発売。ここで3社の三つ巴競争となった。
このような事例は他業界でもあり、ルールを決めたものが勝つのは競争の鉄則である。日本国内にとどまらず、世界でルールを作ることを日本企業は挑戦する時期である。
コメント