【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:売り場の今、スマホ発信」から
2015/02/10
2015.2.5 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:売り場の今、スマホ発信」から
販売現場で速攻特売チラシ作成
コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、販売現場の従業員が自分のスマホで売り場の今を発信することから新市場の創造があると語る。
○クックパッドの「特売情報」
利用者がサイトで自宅の郵便番号を登録すると、近所のスーパーなどの特売情報が無料で配信されるというのが、このサービス。サービスは会員数は300万人に、参加店舗数7000軒を超える規模のサイトで行われる。大手スーパーだけでなく商店街の小規模店舗も加入している。
「これからマグロをさばきます。。。」
「アスパラ揚げます。1時間後に買いにいらしてください。。。」
といった情報が、写真とともに掲載される。さらに190万品のレシピを持つと言われるこのサイトでは、特売商品はレシピと連携する。ゴーヤであれば、ゴーヤチャンプルが表示され、材料の豚肉や豆腐の併売も行われる。逆にレシピを検索すれば特売情報が表示される。
生鮮食料品では紙のチラシでは一般的に1か月前に内容を決めるために掲載しづらいが、売り場の販売員が自分のスマホでメッセージをおくるなら、ほぼリアルタイムである。本部や店長でなくても情報発信できる。まさに、威勢の良い店頭の声掛けと同じ感覚で小売現場の発信力をネットに広げられる。今までのコンビニの購買層が商店に動くこともある。パート従業員でも使い易いサービスにすることで、地域生活者の目線を入れての情報発信ができる。こおようなマーケティングツールが生まれることで新しい市場が拓けてくる。
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