【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:ほんの数分、アプリ仕事で報酬」から
2015/02/13
2015.2.10 日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:ほんの数分、アプリ仕事で報酬」から
ゲーム感覚で隙間時間労働
コラムの著者 広田 周作氏(電通コミュニケーション・プランナー)は、ある調査によると、1日平均122分、休日には207分にのぼる時間をスマホとの接触に当てていることから生まれた、隙間時間で報酬を得る「マイクロタスク型クラウドソーシング」について触れている。
○隙間時間の利用
数分の隙間時間も新しいビジネスチャンスとみて、ビジネス提供サービスを提供しているところが出てきた。スマホではSNSやゲームといった情報消費型であったが、数分の隙間時間で仕事ができるアプリを提供するものである。専門的には「マイクロタスク型クラウドソーシング」( 極小時間で仕事を分割した不特定多数で行う業務委託)というそうだが、内容は簡単なアンケートに答えたり、データの入力といったタスクに細分化し数分でも仕事を行い、報酬がもらえるものである。
米国では「spare5」が有名なアプリで、国内でもマイクロタスク型クラウドソーシングのサービスを実施している。子育てでなかなか外出できない主婦や専用のスキルをもった人が、隙間時間を上手に使って新しい価値を作る。企業側も煩雑な作業を多くの人たちの手を借りて円滑に進めるといったメリットがある。
これまでインターネットは、情報の通路であったが、電子商取引(EC)でものの取引ができ、さらにヒトという経営資源を扱うようになってきた。労働者側も拘束時間ではなく、ゲームのような感覚で隙間時間で働くといった多様性がでてくるという。従来の労働といった感覚がなくなるかもしれない。
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