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2014.12.16   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:IT時代の技術継承、現場での実感不可欠」から

産学が連鎖している技術継承

コラムの著者 新田義孝氏(四日市大学)は、コンビナートで働いていたOBとその地元の工業高校の元教師との懇談から気付いた技術継承の問題点を語っている。

○企業側のニーズと教育領域の連鎖

かつては石油精製が花形で地元の工業高校では化学工業科が若手エンジニアを育てる重要な役割を担っていたという。しかし、そのコンビナート企業では、10年ほど前に毎年採用していた工業高校卒業生を採用しなくなったという。

代わりにICTに特化した情報系エンジニアをたくさん輩出するようになり、高校も様変わりしたという。今度は、工場で化学系のエンジニアたちが定年を迎え、身体で覚えた技術を継承する相手である若手が不足しているという。基幹技術ともいえる高圧ガスなどの取り扱い方法などは現場でこそ体感出来るという。まさかの事態に対応出来る現場を知ったエンジニアなら、さっとどのバルブを閉めて、どれを開けるかなど、半ば本能的に、手順を間違えずに操作できる。操作室でしか現場のプラントを動かした事のない情報系エンジニアでは緊急時に対応が遅れることになる。操作室にいちいち問い合わせてマニュアルにそって操作しなければならないなら、火急の際には大事故につながる可能性もあるという。

経済性や効率の追求で、現場から操作員をなくしてすべて運転操作室からICTでこなそうという動きもある。これが反って基幹技術をもったエンジニアがなくなる要因を作ってしまった。技術は総合的で人間臭い。それを忘れると、無関係と思われた大事故を引き起こしかねない。happy01

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