【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ハロウィーンに漂う危うさ」から
2014/11/19
2014. 11.17 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ハロウィーンに漂う危うさ」から
秋葉原無差別殺人事件前夜の雰囲気
コラムの著者は、社会学者 鈴木謙介氏のTBSラジオの番組『ライフ』で語られた街頭でのハロウィーン騒ぎに危機感を感じたという。
○本場米国でも同じ社会問題
たわいのない遊びであるといえばそれまでである。しかし、このところの日本での恒例行事としてのハローウィンの盛り上がりが、鈴木氏によれば、2008年に起った秋葉原無差別殺人事件の直前に社会の様子が似ているという。
現実(リアル)での充実ぶり「リア充」ぶりの見せ合いになりつつあり、こうした行為に反感を募らせる層も社会には存在するということを見過ごすべきでないという。いわゆる、見せつけによる優越感の披露の場になりつつあるというわけだ。
本場の米国でハロウィーンが広まったのは「ハロウィーンの文化誌」(リサ・モートン著)によれば1950年代だという。小売業界やテレビ局が仕掛人となり、新興住宅街で子供たちがお菓子をねだった。やがて、「幸せそうな」子供を嫌う大人が、ペット用の菓子や駆除剤を渡す事件が起っている。毒物を配る異常者もいるという都市伝説も広がった。小売店を壊す若者もでた。1980年代のデトロイトでは、ハロウィーンの日には放火事件が多発した。
市場規模が広がり、景気高揚の光の中で、影の部分が出てきたという。企業は単に流行だといったのるのも配慮しなければならない。
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