【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:トヨタの名車、色あせぬ美」から
2014/11/05
2014. 10.30 日経産業新聞の記事「眼光紙背:トヨタの名車、色あせぬ美」から
「世界をあっといわせてやる」という気概
10月12日に開催されたWEC(世界耐久選手権)第5会場になった富士スピードウェイに往年のトヨタの名車「トヨタ2000GT」が展示された。コラムの著者は、名車の美をみて現代の自動車はどうかと語っている。
○手作りに近い製造で希少品
トヨタ2000GTはトヨタ自動車がヤマハ発動機の協力を得て開発されたスポーツカーである。手作りに近く、当時238万円(現在の物価に換算すると1500から2000万円)だったという。破格の値段である。
最高時速、毎時220キロメートルというスポーツ性能はもちろん、人々のこころを奪ったのはそのデザインである。優美なふくらみを持たせたボディーと丁寧に仕上げられた木目調のインパネなど、50年近く昔のエンジニアたちの技に驚くという。
また、3年数ヶ月の生産期間で、国内に現存するのは200台強だという。オークションなどではその希少性から1億円を超える値段がつくこともあるという。
採算度外視で開発されたトヨタ2000GT。そこには「世界をあっといわせてやる」という気概が感じられるという。
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