【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:空前の荷動き、海運浮かばず」から
2014/10/28
2014. 10.23 日経産業新聞の記事「眼光紙背:空前の荷動き、海運浮かばず」から
過去の栄光を海運会社がとらわれ続けるか?
コラムの著者は、コンテナ船のの過去最高の貨物量に対して追い風を活かしきれていない海運業界について触れている。
○花形コンテナ船部門をどう改革するか
米国の景気回復は流通、とりわけ日本など東アジア18カ国・地域から米国にコンテナ船で運ばれた貨物は1から8月累計で前年同期比5.6%増の約960万TEUで金融危機前年の2007年の過去最高記録を上回る勢いであると言う。
だが、コラムの著者によると、この順風も同業界ではうまく活かしきれていないという。川崎汽船は経常黒字であったが、商船三井、日本郵船も赤字である。要因は、北米や欧州航路は運賃引き上げはうまくいったが、新興国航路では競合船が増え、採算が悪化したという。
そこに内外の海運大手は大型船を軒並み就航させ高騰した燃料費を抑制する動きに出た。それが、反って供給過剰を起こしてしまった。
ここで、事業改革や整理を考えないと、欧州の景気回復といった不安定要素に左右されることになる。まだまだ浮上するには時間がかかりそうだ。
コメント