【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:理科離れ脱却、研究への動機育てよ」から
2014/08/03
2014.7.29 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:理科離れ脱却、研究への動機育てよ」から
好奇心に次ぐ大きな動機とは
コ ラムの著者 和田昭允氏(東京大学名誉教授)は、理科離れを憂いて、科学する意思や心(サイエンス・マインド)を高めるものについて考察している。
○好奇心の大切さは第一
多くの人が異口同音に指摘するのは好奇心。それをかき立てる教育。ただ、この後のフォローが大事だと和田教授は指摘する。ただ、好奇心だけでは、科学技術をはじめ、世界的な頭脳に対する競争に打ち勝つには不十分だという。
誰よりも強い動機(インセンティブ)の存在が必要であるという。好奇心が、解明欲や納得欲の引き金を引き、研究意欲を触発する。それに続くものとして、大きな業績を遺した人物は、「新しいものを作り、体系付けたい」というシステム構築欲も持っている。さらに、世界的研究がしたいという、知の世界の征服欲といった壮大で強烈な情熱・欲求が必要であるという。さらに、和田教授は、著名人は、自分の総力を挙げて世界に貢献したいという「使命感」を持っている。
使命感こそ、優れた人たちのもつ共通意識だと和田教授は指摘する。好奇心を前提に、使命感を育てる教育も重要だ。
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