【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ハードの使命は避難の後押し」から
2014/08/24
2014. 8.21 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ハードの使命は避難の後押し」から
最大級の自然災害に対してハードで避難時間を稼ぐ
コラムの著者は、日立造船の防波堤について触れ、突発的な災害に時間稼ぎをするハードウェアの重要性について語っている。
○心理的な壁-正常性バイアス-
人間には「正常性バイアス」という防衛本能があるという。目の前に水が押し寄せても「私だけは大丈夫」と、不快な感情を抑え、現実を拒否して心理的な安定を保つのだという。この心理が逃げ遅れの原因となるという。
そこで、最大級の自然災害に遭遇した時に避難時間を稼ぐハードウェアが重要となってくる。日立造船は、平常時には、邪魔にならず、津波や高潮で水位が上昇すると、、防波堤だけが上昇する「フラットゲート式可動防波堤」を開発している。何れにしても人的な操作は不要という。東日本大震災では、避難者を受け入れるために水門の開閉をしていた多数の消防隊員が亡くなった。自動的に起動できれば、担当者の安全も守れる。確かにハードだけで津波や高潮、豪雨を阻止することはできない。だが、避難時間を稼ぐことができれば命は守れるという。
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