【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:10年遅れ『ガラパゴス』脱却」から
2014/07/04
2014. 7.1 日経産業新聞の記事「眼光紙背:10年遅れ『ガラパゴス』脱却」から
総務省と大手通信事業との政策論争の末路
大手通信事業者が顧客の囲い込みに利用していた、携帯端末の機能制限(SIMロック)が解除されそうだ。コラムの著者は、実は200年代初めにすでにNTTドコモやKDDIが日本が世界に先駆けて端末のカードさえ差し替えればその通信事業者でも使える構想があったと語っている。
○第三世代での夢
世界に先駆けて、通信と端末解放を2000年代に行っていえば、「ガラパゴス」などと揶揄されることなく、日本の携帯端末やサービスが世界を席巻していたかもしれない。実際は、SIMロックされた状態での通信端末は、他社では使えず、広く世界に売り込める端末もサービスも育たなかった。総務省と大手通信事業者との携帯端末網や端末解放は、政策論争となり、通信網開放のみが実現され、端末解放は進まなかった。背景に、顧客を囲みこみたい事業者と端末をすべて通信業者に買い上げてもらう端末メーカーが抵抗し、とん挫したのである。ようやく、スマホ時代になって国内メーカーの存在感が消えてからのSIMロック解除。やはり、10年間の遅れは取り戻せないのだろうか。
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