【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新幹線50年後の日本」から
2014/07/12
2014. 7.8 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新幹線50年後の日本」から
東京中心主義の功罪
コラムの著者は、今年10月に開業50周年を迎える新幹線によって変わったことについて語っている。
○新幹線がかえたもの
コラムの著者が東海道新幹線の開業日、東京行き新大阪上り1番列車の元運転手、大石和太郎氏に会って当時の様子を聞いたという。
公式の当時の新幹線最高時速は毎時210キロ。大石氏は、乗客から懇願されて、通常速度である毎時160キロを超え、大津あたりで毎時200キロ走行したという。おおらかな時代だ。
新幹線はその後大きく日本を変えた。日帰り可能な「地方」が増え、東京への一極集中を助長し、結果、東京の本社化、地方の東京化が進んだという。元運転手の大石さんも、新幹線以前の蒸気機関車のころは、「楽しかった。駅ごとに特徴があり活気もみなぎっていた」という。東京への集中は判断を行うには政治や企業においてメリットは大きかったが、日本の活力や革新力の原点である「地方の力」をそいでしまった。
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