【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:研究所の運営、温かく人材育てる方法も」から
2014/06/19
2014.6.17 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:研究所の運営、温かく人材育てる方法も」から
使える研究者重視か、人材を育てる研究所か
コラムの著者 新田 義孝氏(四日市大学)が取り上げるのは、研究所である。企業内も含めて多くの研究所が研究室制度から部門制に変わり、成果主義がとられるようになってきた。そこには結果主義か人材育成主義かを問われる日本の研究所の姿がある。
○20年前の制度改革
研究室制度では、
- 優秀な部下の邪魔をするな
- 出来の悪い部下には1つの技能で良いから仕事が出来るように育てろ
が合言葉であり、室長は研究所の管理職への登竜門であった。
部門制度では、
- 論文数、製品開発のヒット数など形になる成果が重んじられた
- できる研究員を集めて研究グループをつくった。
といった成果主義となった。
大学院の博士課程でも同じ方針があった。新田氏は、どちらに対して甲乙をつけるのではなく、それが各研究所の個性であり、大事なことは、温かく育てることだという。この部分が日本の研究所の課題であろう。
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