【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:デフレ脱却の受益者」から
2014/05/10
2014. 5.8 日経産業新聞の記事「眼光紙背:デフレ脱却の受益者」から
デフレ終焉の要因は
コラムの著者は、デフレ終焉の要因を2つ上げ、日本人の消費水準の変化に言及している。
○15年に及ぶデフレの終焉
コラムの著者は2つの要因を挙げている:
- ①生産性を高めたのに給与が減り、消費能力を不当に奪われた
- ②世界で唯一下落し続けたサービス価格で収益と賃金を蝕み続けたサービス業
これらが密接に絡んでいるが、①では、企業の利益確保を高め、労働分配を抑制する危機・悲観モードからの解放である。②は製造業並みの賃金増加を図るには販売価格の上昇が必須であるが、サービス業は①による生活水準の上昇でますます拡大し、最大の雇用創造分野となる。日本ではこれまで収益性の悪化と賃金下落のため、サービス単価への上昇転嫁が欧米よりも著しく遅れているとされた。デフレ脱却により、環境が大きく変わる。消費水準が①、②の変化で上がり、海外と同様の展開となると予想している。
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