【ヒット商品】ネタ出しの会 *日本経済*新聞の記事「明日への話題:5月にマスク」から
2014/05/12
2014. 5.10 *日本経済*新聞の記事「明日への話題:5月にマスク」から
花粉症でも風邪でもない使う理由
コラムの著者 阿木燿子氏(作詞家)のマスクに対する観察が面白い。
○ゴールデンウィークがすぎてもマスク姿が消えない
地下鉄に阿木さんが乗り合わせたところ、結構な数の人がマスクを掛けていたという。おまけに帽子をかぶり、携帯電話やスマートフォンを覗き込んでいる人が多いという。
この違和感は?一昔前なら、マスクを掛けるのは風邪をひいた時か、花粉症にかかったときと決まっていた。しかし、今は誰も咳やくしゃみをしている訳でもない。
観察をさらに拡げるとデパートでもマスク姿。おまけに店員までがマスクを掛けたまま接客している。これは一種の流行かなと、阿木氏はいぶかったところ、ある雑誌に『マスク依存症急増』とあったという。それで納得。どうやら大気汚染や風邪、花粉症などを除くと、マスクを掛ける理由は、
- 人の視線から顔を隠せる(と思っている)
- 要するに透明人間願望
- ノーメイクの日に便利
と考えると、効果はさておき、他人に顔を見られたくない、表情を悟られたくないといったことから、外界と関係を持ちたくないという、プチ引き蘢りかもと、阿木氏は指摘。一年で最もさわやかな季節にマスクとは勿体ない話である。
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