【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:外国人に選ばれる日本に」から
2014/04/29
2014. 4.25 日経産業新聞の記事「眼光紙背:外国人に選ばれる日本に」から
市場原理が働く外国人労働者の動向
コラムの著者は、全体的には増加している国内の外国人労働者であるが、ブラジル人は逆に減少していることから、政府の成長戦略にある外国人労働者の受け入れ拡大による見通しに甘さはないかと指摘している。
○厚生労働省の外国人雇用状態調査
昨年10月末時点で71万7千人の届け出があり、前年同期に比べ5.1%増である。このデータのみであれば成長戦略にある外国人労働者の受け入れ拡大は成功するように見えるが、実態は異なるという。
つまり、建設、製造、流通業など様々な分野で現状人手不足で、外国人労働者で補っている。逆に、日本から出ていく外国人にブラジル人がいる。
ブラジル人は、昨年10月末に9万5505人で、6.3%の減少。全国のブラジル人が多かった地域でも減少しているという。原因は、母国への帰還。2016年リオデジャネイロ五輪の関連工事で、建設需要が拡大し、賃金も上昇しているためだ。「日本よりも稼げる」市場原理が働いている。
黙っても外国人労働者が来てくれるといった政策では甘い。子供の教育や医療体制など外国人労働者に選ばれる日本の施策が必要であろう。
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