【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:コンビニと塾コラボ商品」から
2014/03/23
2014.3.20 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:コンビニと塾コラボ商品」から
子供たちの目に触れる機会の多いPR戦略
ファミリーマートの関東、東海、北陸、関西各地の約7300店舗で11日『カレーツナマヨおむすび』が発売された。この商品、全国で個別指導の学習塾『明光義塾』約2100教室を展開する明光ネットワークジャパンとの共同開発。コラムの著者 高岡美佳氏(立教大学経営学部教授)は、その背景について触れる。
○学習塾のPR戦略の一環
2~3月は学習塾が1年の中で最もPRに力を入れる。新年度を目前に子供たちの塾探しが本格的になるからだという。従来のマス広告、チラシなど自社が展開する学習塾に対するブランドの認知度を高め、同時に各教室やショッピングモールなどで学習相談会なども開くという。
明光義塾がコンビニでの商品販売に注目した理由は、
『子供たちの目に触れる機会が多いタッチポイントと考えたため』
だという。幾つかのコンビニチャーンに共同開発を申し出て、ファミリーマートが協力を申し出てくれたという。商品も購入数の多いアイテムで、子供たちの買いやすい価格という視点から「おにぎり」になったという。
コンビニの持つ店舗数と地域性を有効に使い、生活者の視点でPRをおこなう、この戦略は新たな方法として展開するかもしれない。
コメント