【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:スマホでハイヤー、アプリ使い手ぶら感覚」から
2014/03/22
2014.3.19 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:スマホでハイヤー、アプリ使い手ぶら感覚」から
成熟市場にスマホの普及で新たな価値
コ ラムの著者 岩崎博論氏(博報堂ブランドデザイン ストラテジックプランニングディレクター)は、一見、成熟市場に見えるタクシー、ハイヤー業界にスマートフォンの普及の波で新たな価値を見出した事例を紹介している。
○米VBのUBER(ウーバー)の交通サービス
同社は2009年に創業されたVB。サンフランシスコ、ニューヨークやシカゴといった米国の大都市を始め、現在31カ国81都市で、ハイヤーやタクシー、SUVなどの配車から決済までをスマホで行える交通サービスを行っている。日本では昨年11月に試験サービスを開始、現在正式サービスをハイヤーで行っている。さて、このサービスだが、
- アプリを立ち上げる
- 現在地を中心とした地図が表示され、ハイヤーを読んだ場合の所用時間が示される
- 地図を操作して、ピックアップの場所を指定する。迎車と運転手の情報が表示される
- 電話やメッセージで運転手に連絡することも可能
- 事前にアプリにクレジットカード決済の情報などを登録しておくと、支払いもアプリでできる
- 領収書などの決済情報もアプリで確認可能
といった内容。現在はタクシーではなく、少々高いハイヤーが対象。価格は、基本料金100円い加えて、利用1分あたり65円とキロ当たり300円。タクシーより割高だが、ハイヤーを時間利用できると考えるとコストパフォーマンスはよいかもしれないという。
ハイヤーやタクシーといった一見成熟市場と見えるが、その中にもスマホのアプリを使って差別化を行い、新たな価値を生む点では面白い。
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