【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:科学者と技術者の呼称、息づく現代への教訓」から
2014/02/03
2014.1.31 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:科学者と技術者の呼称、息づく現代への教訓」から
欧州の歴史から
コラムの著者 志村幸雄氏(技術評論家)は、研究者(サイエンティスト)と技術者(エンジニア)の名称について言及している。
○呼称は特定の時代に出現したものでない
科学者の登場は、欧州の大学に起源をもち、研究活動の制度化、それに伴う近代科学の誕生に伴っているという。これによって、17世紀にはガリレオやニュートンのような大科学者が出現。彼らは、サイエンティストと呼ばれることになく、ナチュラルフィロソファー(自然哲学者)と呼ばれたという。これに対してサイエンティストと呼ばれるのは19世紀後半からだという。
英ケンブリッジ大学で副学長などを務めたウィルアム・ヒューエルが自著で初めて「サイエンティスト」の用語を使った。
技術者の名称の起源は、産業革命ではなく、ルネサンス以後の欧州で軍需増強での軍事技術者「インゲニアートル」だという。レオナルド・ダ・ヴィンチもその一人だったという。この用語は、英語のエンジニアの語源になったという。
当時も今も科学技術を説く人たちの意気込みが感じられるという。
コメント