【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:雑貨の魅力とは、生活を飾り楽しませる」から
2014/02/22
2014.2.19 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:雑貨の魅力とは、生活を飾り楽しませる」から
雑貨で生活を飾ることはアート
コ ラムの著者 柏木博氏(デザイン評論家)が展覧会『これっていいね 雑貨主義展』(大岡信ことば館・静岡県三島市)を軸に雑貨の変遷について語っている。
○おびただしい数の雑貨
ネットはもちろん実店舗でも膨大な数の「雑貨店」があるという。かつては、雑貨は「荒物屋」「金物屋」あるいは「雑貨屋」で扱っていた鍋や縄、たわし、工具といった生活必需品であった。それは今やホームセンターやスーパーで取り扱われるようになった。雑貨の種類も生活必需品から生活を飾り楽しませるインテリヤやエクステリア用品、ファンシーグッズ、エスニックな置物、輸入料理器具や文具まで「雑貨」となったという。
○展覧会『これっていいね 雑貨主義展』
雑貨のもつ魅力や意味は、この展示会を通じて「雑貨は女性たちに自分たちの場を与えるものであったし、私たちに『楽しい幸せ』にするもの」だと、同展示会の収集品を提供している谷川晃一氏(アーチスト)は語る。さらに、雑貨主義である。特権的で観念的になり、硬直した美術意識を暮らしの中で解きほぐし、アートと生命の原初の関係を想起させる試みとなった雑貨主義であるという。
雑貨を生活で飾ることはアートを日常的なものとして楽しむことにほかならないという。
コメント