【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:コンピューターの使い方、論理的思考育成の道具に」から
2014/01/30
2014.1.28 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:コンピューターの使い方、論理的思考育成の道具に」から
論理的な思考を育成するためにコンピューターの応用を鑑みる
コラムの著者 渡辺慎介氏(学校法人関東学院常務理事)が語るのは、汎用コンピュータの先駆けエニアックから軍事用計算機マニアック、さらに現代のパーソナルコンピューターを通して、情報処理に偏りすぎた応用に疑問を投げかけている。
○軍事研究用マニアック
マニアックは、真空管による計算機で、戦争終結のため米ロスアラモス研究所で水爆の開発や解析に利用されたという。確かにこれだけでは人類に貢献したとはいえない。しかし、この研究を通じて、物理学者エンロコ・フェルミが、現代の物理学に大きな影響を与える内容をマニアックでおこなった。非線形講格子の解析である。専門的な説明は省くが、フェルミたちは、人の手で計算できない問題をマニアックで解析した。これが、非線形物理学など新しい科学の幕開けとなった。
その当時のマニアックより、まさに桁違いの高速な現代のパーソナルコンピューター。今やその用途は計算だけでなく、情報の作成や交換に使われ、情報処理機となっている。
渡辺氏が危惧するのは、フェルミが行ったような徹底的な論理解析と、発想を豊かにして、計算可能な形式にして今でいうシミレーションを行ったことである。それは情報処理ではなく、「思考する」ことから始まっていることに注目したい。
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