【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シェール革命、中東への影響は?」から
2013/12/19
2013. 12.16 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シェール革命、中東への影響は?」から
新たな石油危機の遠因に?
コラムの著者は、米国に端を発するシェール革命が中東の石油生産に与える影響について2つの異なった意見を取り上げている。
○米ブルッキンズ研究所・エネルギー安全保障イニシアティブのチャールズ・エビンジャー所長の意見
同所長は、シェールオイルなどの非従来型資源は米国で更に発見される可能性があり、供給が増えるために現在の1バレル100ドルから75ドルを下回ると予測している。これにより中東の石油産油国は影響を受けるという意見である。現在でも採算ラインは100ドルであるともいわれている。
○国際エネルギー機関(IEA)の最新の「世界エネルギー見通し」
同書によると、米国での非従来型石油の増産で、当初は値下がりするものの、アジアの増大する需要に応えるために2020年代は再び価格が上昇すると予測している。
問題は、このような異なった意見を石油産出国に誤って伝えられることでシェール革命がパニックを興す要因となることだけは避けたいということだ。
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