【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:誇れる研究の量産、次世代触発する起爆剤に」から
2013/11/29
2013.11.26 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:誇れる研究の量産、次世代触発する起爆剤に」から
日本国民が胸を張れる研究かを自問自答
コラムの著者 和田昭允氏(東京大学名誉教授)は、役に立つ研究開発の意義とその量産について示唆している。
○日本人の誰しもが科学者、技術者に期待する「役立つ研究・開発」
オリンピックの金メダルのように、研究開発に対するこの期待は次世代を担う人たちを触発する強力な起爆剤であるからだと、和田教授は語る。
日本のノーベル賞受賞はアジアの諸国を圧している。それが若い世代の自信をいやが上でも高め、希望を与えている。日本人が受賞するとその分野を目指す若者が増えるのは事実であるようだ。2008年に物理学賞と化学賞で一度に4人の受賞者が出た。これで大学の理学部人気が続いているという。
海外でもノーベル賞受賞者が欧米の研究機関で学んでいたときに、よく聞く話は、日本の科学研究が高いと評価を受けたことである。それが受賞につながった事例が多い。しかし、それを実際の応用や技術に結び付けた日本の技術も素晴らしい。
和田教授が示唆するように、問題はどうしたら国際的に誇れる研究を量産できるかによる。それには、世界から評価され尊敬される国際基準を感得できる教育が先ずは必要だという。さらに、早くから国際競争を体験することも重要である。オリンピックへのトレーニングと同様だ。
さらに国際的見地で予算配分が出来る政・官の目利きと科学者・技術者は、常に自分の仕事で日本の国民が世界に胸を張って誇れるものかを自問自答すべきだという。
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