【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:優等生の地熱発電、開発へ欠かせぬ支援体制」から
2013/10/17
2013.10.11 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:優等生の地熱発電、開発へ欠かせぬ支援体制」から
地熱発電の要望性
コラムの著者 円山重直氏(東北大学流体科学研究所教授)は、既にアイスランドで実用化され電力の4分の1を賄っている地熱発電の有望性についてふれている。
○地熱発電の優位性
他の再生可能エネルギーとは優るのが、連続して電力を供給できる点にある。日本は、地熱利用の可能なエネルギー量は摂氏150度以上の熱気が2400万キロワット原子力発電所の20基分があると言われており、世界第3位で、地熱先進国のアイスランドよりも極めて多いという。可能性としては多いに大きいが、実際は、現在、53.6万キロワットに留まって、その建設は1999年で止まっているという。
○地熱発電が促進されない理由
- 法規制:RPS法(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法)や自然公園法の規制
- 地熱開発地域が温泉地などとほぼ同じであることから地元の理解が必要
- 10年以上新規での地熱発電の開発が途絶えていたため研究者や技術者が日本にいない
- メガソーラーなどに比べて建設に莫大な時間と経費がかかるため、経済性のインセンティブが必要
といったマイナス要因があるが、アイスランドなどで使われている設備の7割以上が日本の技術でつくられていることから、人材育成と政府の経済的な支援があればプラスと見ることもできるという。
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